Hanae Mori manuscrit 2016 SPRING SUMMER COLLECTION
【16ssランウェイショーレポート】
Hanae Mori manuscrit 2016 SPRING SUMMER COLLECTION
@渋谷ヒカリエ ホールA
Hanae Mori manuscrit(ハナエモリ マニュスクリット)の2016年春夏コレクションショーが、10月15日(木)に渋谷ヒカリエホールAで開催された。
テーマはGreat Lakes 五大湖
五大湖湖畔に広がる雄大な自然、息づく動植物、そして自然と共存する都会に<発想と想像>の力を拡げる。
五大湖のリアルな景色を想像し、水面に映ったリアルではない景色を落とし込む。
白いルックからからスタートし、水の影のようなグレーが混じった陰影のあるラインに移り変わる。
やがて、グレー、ブラック、岩肌のような茶色、夕日が水面に映ったような燃えるような赤へと変化していく。
テキスタイルは、透明度を出すために透け感がありぬめりのあるポリエステルに3Dプリントを施したものを使用し、軽さを表現。そこにスワロフスキーをちりばめ、水面の輝きを見せた。
今回のショーでは、現代のデジタルプリント技術を取り入れ、今までのエレガントからすこし外した新しいスタイリングを提案。一つづつのプリントをどう活かすか、リアルなものを追求しリアルと非現実の融合など、天津氏の新しい感覚が芽吹きだしている。
今までのモリハナエは、エレガントなプリントがメインだったが、これからはインクジェットでのデジタルな印刷を駆使し、自分のエッセンスを入れて、新しいのもに変えていくと、天津氏は語った。
また、今回の新しい試みとして、11.1チャンネルの音響を実現。ヘッドホンから出る響きもプラスした今までにないサウンドの提案をしていた。